<銀の匙 silverspoon> 完結 漫画 あらすじ&感想 未知の世界へ飛び込んだ青春と成長
漫画 銀の匙の基本情報
週刊少年サンデーに2011年19号から2019年52号まで連載されていた、北海道の農業高校を舞台とした青春酪農グラフィティ漫画
[:目次]
作者の荒川弘とは?
作者の荒川弘とは...?
著書に 鋼の錬金術師 漫画版アルスラーン戦記 百姓貴族 獣神演武 などがあります。
登場人物
私の個人的解釈を交えて紹介していきます。
八軒勇吾...本作の主人公 進学校だった中学から逃げるように未知の世界 農業高校に進学した。
自身には夢がないため明確な夢がある生徒に劣等感を覚える。
御影アキ...本作のヒロイン 明るく気取らない性格で八軒の心の支えとなっている。
農家の一人娘 馬術の腕前はピカイチ
駒場一郎...八軒や御影と同じ大蝦夷農業高校の生徒 御影アキの幼馴染
農家の息子で双子の妹がいる野球少年。
八軒父...勇吾の中学校時代のトラウマの張本人 かなりの悪人顔
漫画 銀の匙 あらすじ
寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した八軒勇吾は、悪戦苦闘の日々を送りながら賢明に考える。八軒にとっては何もかも初体験だけど、仲間も楽しみも増えた高校生活。しかし時折、農業の厳しい現実にもぶつかる。
進路を考える時期になり、八軒は思いきって起業することを決意。「人の夢を否定しない人になりたい。」そんな思いから「絆の農業ビジネスプロジェクト」を立ち上げ、手探りでひとつひとつ実行してみる...そんな農業高校生・八軒と仲間たちの、汗と涙と泥まみれの酪農青春グラフィティ!!
要所ネタバレ
- 進学校の競争から逃げ、将来の夢も無しにエゾノーに来た八軒勇吾。
- 農家の後継ぎの駒場一郎と競争社会や農業の世界についての話で喧嘩してしまう。
- ピザ作りや農工祭 家畜の生死について 御影家でのバイト エゾノー祭のばんえい競馬等の経験により仲間も増え 動物に対しての価値観 農業への向き合い方が変わっていく八軒。
- そんななかで駒場家の離農してしまう。
- 駒場家の離農に影響を受け、夢を目指すと決めた御影、八軒は御影の夢を叶えるため
- 大学受験の手伝いを始める。
- 仲間たち達との学校生活を経て八軒は自分の意志で起業を考え、人の夢を否定しない人になると決め。仲間たちと「絆の農業ビジネスプロジェクト」を始めトラウマを乗り越え 父親からの出資を求めた。
- 学校生活の経験を経て部活の先輩と豚のビジネスを行っていた。その裏で駒場は自分の農場を持つという夢を叶えるためと双子の妹の学費をかせぐために単身東京で出稼ぎに行く。
- 八軒の会社の豚を使った初めてのピザ販売の日と御影の受験の日が重なってしまう。
- 二人のここ一番の勝負のピザ販売も一件落着し御影も大学に入学する。
- しかし会社のための資格を取るために八軒の急な大学受験が始まる。
- 無事大学に合格した八軒。仲間たちもそれぞれの進路に進んで言った...。
- 時がたち大蝦夷農業高校卒業から4年がたった夏、八軒は駒場に呼ばれロシアにいた。 駒場からロシアで畜産をやらないかと誘われた。人の夢を否定しないと決めている八軒は駒場ともう1打席勝負で会社としてビジネスを受けるかどうか決めるということに...
- 場面が変わり大蝦夷農業高校で起業について悩む生徒に八軒の話をするというシーンでめでたしめでたし。
さわやかなハッピーエンドですね!!
漫画 銀の匙 レビュー
農業の現実やシリアスなシーンもありましたが、ところどころの笑いどころがすごく面白く、初めて読んだ時にこんなに面白い漫画があるのかと衝撃を受けました。話の進み方もとてもスムーズなのでマンガ好きならハマるに違いないと思いました!!
タイトルの銀の匙の意味
産まれたばかりの子供の幸運のシンボル
子供が産まれた時や子供の誕生日毎に銀の匙をプレゼントするもので、漫画内ではそうした子供が成人したころには専用でできた銀器セットが完成し立派な財産ができるとともに完成されたセットには家の歴史や子の歴史 職人さんの歴史にもなります。
それと似たように学校の一年一年というものは学校のからのプレゼントだよってことなんだと思いました。
銀の匙の話を毎年生徒にする校長先生は素敵な方なのだなと思います!!
汗と泥まみれの青春 ラブコメ 起業 色々詰め込んだストーリー
とてもテンポもよく、ギャグ漫画テイストの中にあるシリアスがとても良く時間がたってるのも忘れてしまうくらいでした。
最初は根暗だった八軒が農業、学校、仲間たちに出会い成長していく姿が見れました!!
友人たちもそれぞれの家の農業や夢への思いがあったりしっかりと会話が高校生らしい会話もあって八軒達と共に青春することができました。
青春したくなりましたー!!
また八軒のトラウマの克服 周りの人からの影響で、自分のしたくないこと どんな人になりたいか...等すごいぐっとくるものがありました。
どのキャラクターも意志がありそこから生まれる名言も注目してほしいです!
と コメディ調でありながらもとてもためになり青春を感じられる作品でした!!